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| LITTELE &LITTELE 第三話 |
今更、言ってしまったことを撤回できるはずもアリマセン。 よって、本当にチェフィとメルトはティートリーの家に下宿することになりました。 とりあえず、夕ご飯はキャストライトが作ってくれました。 とても美味しかったです。
LITTELE & LITTELE 第三話 姉弟。
「それで、ティートリー、OKしちゃったんですねー。」 「まぁね。あの子達が路頭に迷うことになったらかわいそうだし。」 「そりゃそうですどねー・・・」 ぼーっと、小さなメルトとチェフィがデザートの苺の取り合いをしているのを見つつキャストライトとティートリーは話していました。 「とりあえず、生活費とかが倍になるね。」 「それだけじゃないですよ。きっと。」 「まぁ、楽しくなりそうだね。」 「・・・そうですね。」
その夜。とりあえずお風呂に入って、寝ることになりました。 とりあえず布団も何もなかったので、ジャンケンによって負けてしまったティートリーは居間のソファで。 キャストライトは自分のベット、そしてチェフィとメルトは一緒にティートリーのベットに入りました。 すぅすぅという静かな寝息がキャストライトのほうから聞こえます。 そのさなか、布団の中で、チェフィもメルトはなかなか眠れません。ひたすらぼーっとしていました。 「なぁ、チェフィ・・・」 「なに?メルト。」 「母さん・・・どうしたんだろうな。」 「・・・わかんない。でも、いなくなっちゃったんだよね。」 どうやら小さな二人には、死んだ。ということが分からないらしいです。 「うん。・・・それで、どうして俺達、こんなところに居るんだろうな。」 「・・・わかんない・・・」 「あのお兄さんたちと、会ったことあったっけ??」 「多分・・・ないと思う。」 「会いたいな、母さんに。」 「うん。会いたいね。」 ぎゅ。っとチェフィはメルトの服の端っこを握り締めました。 まるで、姉弟ではなく兄妹のような光景です。 「もう、会えないのかなぁ・・・お母さんに。」 その声をじっと聞いていた人が居ます。 ティートリーと、キャストライトでした。二人は顔を見合わせます。 実は最初に気がついたのはキャストライトでした。なんていっても一緒の部屋にいたのですから。 そしてキャストライトはティートリーを呼ぶと、又この部屋に戻ってきたのです。 「・・・どうしましょう。」 「どうっていわれても・・・この二人は、死んだってことが分かってないみたいだね。」 「そうみたいですね・・・」 布団がもぞもぞ動きます。当然それは二人が起きていることを示しているのです。 時間はもう夜中の一時。少し大きめのティートリーのベットは、まだ1人くらいは入れる余裕もあります。 そこでティートリーはひらめきました。 そーっとそーっと、キャストライトのベットを動かします。じつはこのベット、キャスター付きで動くのでした。 いつもは固定してありますけれど、ロックを外せば簡単に動きます。 ころころ音をさせながらティートリーのベットにくっつけ、ロックをかけました。 その物音を聞きつけたのかそっと二人は布団から顔を出しました。 「やぁ。やっぱり、ソファーだとなかなか寝れないものだね。」 ティートリーはそういってベットにもぐりこみました。 キャストライトも。その反対側にもぐりこんで。 ちょうどチェフィとメルトは真ん中になりました。 チェフィの隣にキャストライト、メルトの隣にティートリー。 キャストライトがゆっくり口を開きました。 「あのですね・・・チェフィさん。チェフィさんのお母さんはもういないんですよ。」 「いないの??」 「もう会えないのか??」 「あぁ、そうだよ。死んでしまった。もう、死んでしまった人は戻ってこないんだ。」 ひっく。 小さな嗚咽が一つだけ聞こえてきます。チェフィでした。 やっぱり一応これでも女の子。涙腺はゆるいようでした。 「ば、馬鹿チェフィ!なくなよ・・・」 困ったようにメルトはチェフィの頭を撫でます。やっぱり、姉弟ではなく兄妹なのでしょうか。 「そのお母さん代わりが、僕たちなんですよ。」 キャストライトがそうメルトに言ってにっこり笑います。 「役不足だとは思うんだけれどね。」 クスクス笑いながらそういって、チェフィの頭とメルトの頭を交互にティートリーは撫でました。 そうすればチェフィは大声を上げて泣き出し、メルトもこっそりとないていました。 軽く顔を見合わせたお兄ちゃん二人は、軽く苦笑いをした後二人をなきやまそうとしました。
そして翌朝。日曜日だから良かったのです。 平日だったらキャストライトは学校に遅れてました。 そしてちびっ子二人組みはといいますと・・・ すっかり、目が真っ赤です。 それを見てお互い笑いあう二人を見て、心底ティートリーは安心したそうです。 [READ MORE...]
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| LITTELE & LITTELE 第二話 |
とりあえず、そのちいさな二人を家に迎え入れ、 とりあえずココアを振舞う黒髪のお兄ちゃん・・・もとい、キャストライト。 そしてその光景を見ながら、とりあえず生活費云々をどうするべきか考えている金髪のお兄ちゃん・・・ もとい、ティートリー。 そんなこととは露ほども知らず美味しそうにココアをのんでいる男の子と女の子・・・ もとい、メルトとチェフィ。 正直、オーラが微妙です。
LITTELE & LITTELE 第二話 怒鳴り込み
「じゃ、キャス、この子達頼んだよ。」 「うん・・・気をつけて、ティートリー。 あの伯母さんに食われないようにね!!」 「それは重々覚悟しているよ。というか忘れようとしていたことを思い出させないでくれキャス・・・」 そんな会話を、つい一時間ほど前キャストライトとしていたティートリーはただいま紅茶を二人の伯母さんお姉さんと飲んでいたりします。 カスミ・レイアと、カヤ・ヒヅキの二人。 この二人はOL仲間であって、そして今年カヤは会社を辞めました。 寿退社。ということで、カスミはちょっとジェラシーという感情を覚えましたが、 カヤは、ただカスミより美人だし性格も宜しいのだから、それは当然のことであって。 しかしそれに気がつかないカスミもどうかとおもうがまぁそれはおいておくことにしましょう。
「それで・・・カスミ伯母さん、あの子達は?」 「手紙で書いたでしょ私の可愛い愛しいティートリー。」 「だから、その呼び方をまず止めてください。名前の前の二つは余計です。」 文句たらたらといった感じの表情で、カスミはじっとティートリーを見ていたりします。 しかしティートリーはこの視線には慣れっこだったので綺麗にスルー。 「だーかーらー。メルト君たちの母親がご不幸にあっちゃって、 結局一番金持ちのアンタタチの家に流れ着いたわけ。」 「それでも、僕たちにとってはあの二人を養っていく余裕ってもんはないですよ・・・」 少々疲れたようにティートリーはそういった。 「だったら私も多少の、ほんの少しの援助はするつもりよ。 ただ大部分はあんたたちにお願いね。」 「そんな・・・僕はともかく、キャスはまだ学生ですよ?」 「・・・私の可愛い愛しいティートリー、 あんな可愛い弟と妹が欲しいって言ってたのは何処のどなたさんかしら?」 だんだん議論がヒートアップしそうです。とうとう今まで傍観していたカヤが仲裁に入りました。 「まぁまぁカスミ・・・少し落ち着きぃや。あと、ウチもその名前の前についてるの、どうかと思うで?」 「だって・・・可愛いじゃない。」 「甥っ子LOVEやのぅて、もうそろそろ現実見ぃや。」 もうそろそろ、雰囲気がヤバイ。そう悟ったカスミは最終手段を使うことにしました。 「ティートリー・・・・あんな可愛い子達が新宿二丁目に立つことになっちゃうわよっっ!!」 「新宿二丁目って何処ですか・・・」 「あ、違うの、間違ったの。 路頭に迷うことになるわ・・・今日の寝床も、明日の食べ物もみつからないで・・・あぁ、かわいそうだわそんなことになったら・・・まだあんなに小さいのに・・・!!」 ぴく。 ティートリーの耳が震えました。 良心の固まりであるティートリーは流石にこの一言に堪えたようです。 ぐっと意を決して。 そして拳を握りました。 「・・・わかりました。僕たちが、面倒を見ましょう。」 とうとう、言ってしまいました。 [READ MORE...]
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| LITTELE & LITTLE |
小さな男の子と女に子が1人づつ。 硬く硬くお互い手を握って、 一つの扉の前に立っていました。 この物語は、きっと暖かい、 そんなお話・・・なのかもしれない。
LITTELE & LITTELE
第一話 小さな姉弟。
その扉は、とってもとっても大きな扉でした。 いえ、ただの一軒屋の扉なのですけれど。 そして、この二人の身長からしてそんなに大きいとは感じられないのですが。 それでもこの二人にとってはとっても大きな扉でした。 小さな女の子は、手紙と、その小さな背には似合わない大きなリュック。 男の子は、その女の子を勇気付けるように、ぎゅっと片手を握り締めて、 こちらも大きなリュックを背負っていました。 二人から、不安な雰囲気が感じ取られます。 この二人は本物の姉弟。 つい先日、母がなくなり、物心ついたときから父親は居なく、 叔父、伯母達もこの少子化で不景気な中自分達で食べていくだけで精一杯。 しかたなくこの姉弟は遠い遠い、しかしお金持ちな親戚のお兄さんと暮らすことになってしまったのです。 しかし・・・その遠い遠い親戚のお兄さんは、このことは全く知りません。 その小さな女の子が、その呼び鈴を押しました。
ぴーんぽーん・・・・・・・
どきどきと、心臓が鳴り響きます。 このまま心不全でも起こさないかと、ちょっとはらはらです。
「はーい、だれでしょう?」
ひょっこりとそこから顔を出した黒髪のお兄さんは、一瞬その男の子と目が合いました。
「キャス?お客さん?」
そしてその黒髪のお兄さんに続いてまたひょっこりと顔を出した金髪のお兄さんは、 その黒髪のお兄さんと同じく、今度はその女の子と目が合いました。
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
異様な空気が、あたりに流れます。 そりゃそうですよ。だって、見ず知らずの小さな男の子と女の子が、 扉を開けると立っていて。 しかもその小さな身長には似合わない大きなリュックを背負って立っていたんですから。
「・・・チェフィ、手紙。」 「あ、うん。」
手に持っていた手紙を、その目の合った金髪のお兄さんに差し出す女の子。 それを受取ったお兄さんは、ゆっくりと文面に目を走らせて。 そして、どんどん読み進んでいくうちに、 顔が、引きつってきています。 その黒髪のお兄さんがその手紙をのぞくと、 そのお兄さんまでもが、その顔を引きつらせました。
「キャスとティートリーへ
二人で暮らし始めてから早三年。待ちわびていた弟と妹よvv いやぁ、この子たちの母親・・・まぁつまり、私の妹なんだけど。 それに不幸があったために、親戚のところでお世話になることになっていたんだけど・・・・ このご時世、なかなか皆食べていくのにも精一杯らしくて。 だから、まぁ私の兄の息子である彼方達に、 この子達の未来をくやしいけど彼方達に託すことにする!! 私が独身じゃなくてしがないOLじゃなくてお金があったら特にこの弟君をウェルカムして思いっきり食べる猫かわいがりしてあげたいのに・・・ よろしく頼むわよ!じゃぁねっっっ!!
優しい叔母さんお姉さんのカスミ・レイアより」
この手紙を見て、一瞬自分の部屋にある斧で叩ききるべきかと考えた金髪のお兄ちゃん、 ちょっと本の角で痛い目見てもらいたいなんて思っちゃった黒髪のお兄ちゃん。 そして二人は同時に、この伯母がこの二人を引き取ることがなかった事を 神様にひどく感謝して。 そしてそれを不思議そうに見つめる姉弟。 さぁ、この生活はどうなるんでしょうかねぇ・・・・・・・・ [READ MORE...]
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| ちびちび☆ハリケーン 第二章 二大アーティスト、集結。 |
だんだん色々と巻き起こってきた。 果たして、チェフィとルストの運命やいかに? いやいやそれよりももっと大変なことが、彼女達じゃなく・・・ とあるお兄さんに起こりそう。
ちびちび☆ハリケーン
第二章 二大アーティスト、集結。
今日も元気に仕事を終えたチェフィとルスト。 今日もテレビ収録だったのである。 最初の頃は緊張して何も喋れなかった二人だが 子供の適応能力ってすばらしい。もういつの間にかアーティスト界でのおしゃべりさんとなってしまった二人。 今日もお迎えを待ってお喋りと反省会を催していたまさにそのとき。 「ルストさん、チェフィさん、お久しぶりです。」 「よぉチビ共!元気してっか??」 とある2人の男性が声をかけてきた。チェフィとルストはとたんに目を輝かせる。 誰かと思えば・・・そう、二人がよく知っている人物。であるが決して、ティートリーではない。 実はこの男性二人、二人がオーディションのとき、話しかけてくれたお兄さん達なのである。 オーディションのとき、二人は緊張して、チェフィなど泣き出しそうになるまでに緊張していたのであるが。 この2人のお兄さんとお喋りするうちにいつの間にか緊張など、吹っ飛んでしまったのである。 そのオーディションで自分達が受かってしまったおかげで、そのお兄さん達はてっきりまた、落ちてしまって 合えることもないだろうと考えていたチェフィとルストはきゃぁきゃぁいって嬉しがっていた。 どうやら他の事務所に、受かっていたようで。 「キャスさん、ジャジャールお兄さん。お久しぶりです。」 「私もルストも元気だよ!!」 「よくテレビデオ二人のお姿も見ておりますよ。お元気そうで何よりです。」 「それにしてもアレだなぁお前等。よくヒット飛ばしてるじゃねぇか。よくやるよなぁお前等も。」 つかの間の再会にとたんにテンションが高くなるルスト、チェフィ、ジャジャールの三名。 因みにキャストライトはいつもの天然癒し系の笑顔だったとか。 「二人で歌手やってるの?グループの名前って??」 「もしかしたら聞いたことあるかもしれませんし、教えてくださいよ。 サイン会とか合ったら私たち応援に駆けつけますのに。」 ルストとチェフィがそう訊ねると、二人は少しだけ顔を見合わせて、困ったような顔をした。 「いや、教えない。知りすぎててびっくりだったりしてな?いやぁ俺たちすっげぇ有名なんだぜ。」 一応そうほのめかしてジャジャールが二人にそういえば二人とも少しばかり頬を膨らませて起こったような表情だ。 「ジャジャールさん、キャスさん、何してるんですか。」 ふっと、その後ろから声がかかった。幾分か高めの声である。 そこには、三人の男の子達の姿があった。とくにそのうちの1人はチェフィやルストと同じくらいの身長。 するとルストははっと息を呑んでチェフィの肩をつついてそれからそっと囁いた。 「わかった。キャスさんとジャジャさんのグループ名。」 チェフィはそういわれてもあまり分からないようで。メンバーであろう5人の姿を見回す。 そして一番小さい背の男の子と目が合うとチェフィは軽く手を振ってみた。が、その男の子はチェフィを睨むのみである。 ルストには睨まなかったのに。内心チェフィは少しだけ落ち込んだ。 「僕たちとオーディションでご一緒した人たちなんですよ。懐かしくて少しばかり話し込んでしまって・・・」 「まあまあメルトくん、いいじゃん。まだ時間あるんだしさ。お話させてあげても。 それより何よりライバルの女の子と知り合いになったって楽しいんじゃない??」 「仲良きことは美しきかな。とも言いますし、少しくらいのお喋りくらいは勘弁してあげましょう。 それにお話してみると案外楽しいかもしれませんし。」 他の二人がその小さな少年・・・メルトと言うらしいが。 その少年をなだめ、そして自分達も会話に加わった。 「僕ルイーズ。よろしくねー。」 「私はマレスと申します。よろしくお願いいたしますね。」 「コイツ、メルトって言うんだけどよぉ、人見知りするし、まぁ勘弁してやってくれ。悪ぃな!」 「ルスト・リューグナーといいます。よろしくお願いします・・・ 【LOST】の方々。」 にっこり。そういう効果音つきの笑顔でルストがそういうと、チェフィは思い出したようにぽんっと両手を叩く。 「そっか!!へぇー。キャスさんもジャジャさんも凄いねぇ。私たちより人気あるよー。 そっかぁ。だからこの男の子も見たことあるように思ったんだねぇ。」 「つかお前チェフィ、今まで気がつかなかったほうが結構俺は凄いと思うけどな。」 そうジャジャールがチェフィに裏手つっこみを入れればチェフィはえへへと笑う。 「ヴォーカルがメルト君で、ジャジャールさんがドラム、ルイーズ君がギターでマレスさんがベース。僕がキーボードをやってるんですよ。」 「楽器が出来るなんてうらやましい。私たちは歌だけですからねー。」 「今度一緒に出来たらいいなぁ、なんかライバルだけど。」 そうほのぼのと会話をするうちにあっという間に時間が過ぎていくことにメルト以外は気がつかない。 さすがにルストも今の時間をふっと思い出したか、チェフィの肩をまたつつき、 「チェフィ、もうそろそろ行こう。ほら、ティートリーさん来てるし。」 「でもリーにぃも誰かとお話してるみたいだよルストー。」 確かに。ルストが指差すほうこうには、ティートリーがいたし。そしてチェフィの言うとおり、誰かと話をしているようだ。 遠めで見ても、ティートリーよりさらに高い身長に二人は驚きを隠せず、目を丸くさせる。 「・・・ダアトさんだ。」 ぽつっとメルトがそういうとLOSTのメンバーは一瞬顔を見合わせた。そして多分、ダアトが誰と会話しているかもうすうす気がついたようだ。 そしてメルトは床に目を伏せた。何か言い争っている様子が分かる。 しかしチェフィはそこへ普通に歩いていく。 ジャジャールやキャストライト、ルストやマレスやルイーズの止める声が聞こえるも、大丈夫だよとその戦場に突っ込んでいく。 ある意味勇者である。ある意味。 「リーにぃ、早く帰ろう?(ティリスおねえちゃんが心配するし。)」 カッコ内の言葉を口パクでティートリーに伝える。 「チェフィ・・・」 少しばかりティートリーは驚いた顔でチェフィをみた。 そしてチェフィはその後ろのほうで心配そうに見ているルストとLOSTのメンバーに手招きをする。 もう、大丈夫みたいだよと。 「・・・邪魔が入ったな。又の機会に。」 そうポツリとダアトがティートリーに言った。少し困った顔でティートリーは頷く。 どうやら帰っていくLOSTのメンバーとダアトにチェフィは手を振った。 「また会おうねー!」 「楽しかったです。」 ルストもまたメンバーにそう言う。メンバーと最後に軽く一言二言交わすと、メンバーとダアトはTV局を後にした。 何かに気がついたようなルストは少しばかり考えながら。そしてティートリーはどこか浮かない表情で。 そしてなんとなくチェフィですら雰囲気がおかしいと思ったのか何も喋らなかった。 [READ MORE...]
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| ちびちび☆ハリケーン第一章 暗雲立ち込める今日この頃。 |
三人とも手をつないで、ゆっくりとTV局を後にしようとする。 しかし前方には複数の影が見えた。 そして、ティートリーには、その中の1人が、誰であり、そしてその複数の影が何を指すのかもまた分かってはいた。 この次点でもう既に、ティートリーの悩み事はまた一つ、増えてしまっていた。
ちびちび☆ハリケーン第一章 暗雲立ち込める今日この頃
「ティリスおねえちゃんただいま!」チェフィの声が広いマンションに響き渡る。 TV局から程近いその高層マンション17階の一室には、たった今帰ってきた ルスト、チェフィ、ティートリーのほかにもう1人、女の人がいた。 ティリス・ファーラント。こちらも有名な作詞さんである。 とても人気があり、最近では作詞家としてだけではなく、女優としてもときどきTVにも出演。 ティリスの歌詞は、よくLitteleやティートリーの歌に使われている。 それが何故かは、自宅に秘密があったのである。 「おかえり、チェフィ、ルスト、リー。」またチェフィはティリスに抱きつくと、へらっと笑みを浮かべた。 「生出演見てたわよ二人とも。お疲れ様。」 ティリスなチェフィの頭をなで、ルストもおいでとばかりに手招きをする。 ゆっくりルストも歩み寄ればティリスは頭を撫でた。 小さくて可愛い・・・とティリスは二人を評価している。 まだ、平和だった。
その夜、チェフィもルストも寝てしまった深夜1時。 まだ残っていた仕事の書類を整理していたティートリーに電話がかかってきた。 「もしもs・・・また君かい?」 「あぁ、夜遅くにすまない。」「また、例のあの話かい?」 「あぁ。何度も言うが、今の・・・には、君がどうしても必要だ。頼むから、また歌手を復帰してはくれないか?」 「今の僕はただのLitteleのマネージャーだし、僕はもう歌手は辞めたんだ。・・・もう、あきらめてくれないか??」 「・・・まぁ、今はまだいいか。また、電話する。」短い会話だった。ティリスはまだ起きていた。心配そうにティートリーを見ている。 「リー、また、ダアトから??」 「あぁ。・・・ねぇティリス。」 「何??」 「・・・僕は、どうしたらいいだろうか。」 ティリスの座っていたソファにティートリーは腰掛けて、半ば愚痴のように言った。 「リー・・・」心配そうにティートリーを見ていたティリスは自分の飲んでいたミルクティーをテーブルにおいて、ため息をついた。
「はっろーん皆さん!!おはようございます今日も元気で可愛いラヴィックちゃんです、わが妹のチェフィは居るー??」
翌朝10時。誰かがやってきた。その誰かは、この部屋の鍵を持っていて勝手に室内に入ってそう叫んだ。「ラビ・・・おはよう。チェフィなら・・・」 「ラビおねえちゃん、おはよう!」ひょっこりと、ラヴィックに挨拶をしていたティリスの後ろから、ほっぺにご飯粒を付けたチェフィが顔を出した。 「よう元気ぃ?つかアンタ何してたのよ。」「おにぎり作ってたの。お姉ちゃんも食べる?」ラヴィックとチェフィは血の繋がった正真正銘の姉妹。そして仲良し姉妹なのである。 しかし最近、ラヴィックの地位はだんだんティリスに奪われつつあることとかは黙っておくことにしよう。 「ラビおねえちゃん、どうしたのー??」 「いやぁ、最近きてないなぁとか思ったし、ルストの顔も見たかったし、ティートリーもからかいたかったしさぁ、ちょっと来てみちゃいましたーなんて。」ラヴィックはただいま20歳。何故かLOSTの事務所で働いているという。 そしてさらにさらに補足すると入社理由は「チェフィの所に行ったら四六時中妹と一緒じゃない。 つまり男も何も寄り付かなくなっちゃうわけ、まぁチェフィが一緒でも男は選り取りみどりだけどね??」 だったりする。 チェフィに向かって大好きなココアケーキを差し出すラヴィックは、そのココアケーキをルストと一緒にケーキ入刀するチェフィを眺めてからそっとティートリーに耳打ちした。「・・・気をつけなよね。アンタ居なくなったら、Litteleは多分速攻で解散なんだし。 もちろんウチにきてくれるのは嬉しいけどね、妹がやりたいことをやらせてあげたいわけよアタシは。 というわけで、LOSTとか、そのマネには気を付けなさいよ。ま、アタシが言うまでもないと思うんだけどね。」 それを聞いて、もちろんとばかりに笑顔でこっくりと頷くティートリーをみて 「じゃあ早速アタシはココアケーキにかぶりつくとしようか、チェフィ、ルスト、アタシにもそれよこしなさい。」 「えぇ!?ラビさんはいつでも食べれるんだし良いじゃないですか!!」 「そうそう、母さんにおねえちゃんは作ってもらってよ〜。」 「母さんはチェフィに会いに行くときだけそれ作るんだからね。平常時には作ってくんないのよつまりラヴィック様もそれは久しぶりに見て食べたいわけよ 此処まで持ってきたのも奇跡だと思いなさいというわけでさぁよこしなさい!」 「「えーーー!!」」 そんな響きが響き渡った、微妙に暗雲の立ち込めてきつつある今日この頃の話である。 [READ MORE...]
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